ソラーレウィンドアンサンブル

当団は、2015年に結成し、神戸市を中心に活動する吹奏楽団です。
ソラーレ[Solare]とは、イタリア語で”太陽のようにハツラツとした”という意味であり、 ウィンドアンサンブルとは、オーケストラよりも少人数で室内演奏向きの人数編成です。

その名の通り、明るく元気な団員が多く、自分たちが奏でる音楽には、奏者それぞれが熱い思いを抱いています。 自分たちにしか出来ない音楽表現や構成を一丸となって考え、実現させるオリジナリティーの高い楽団を目指しています。 また、コンサートにおいては、お客様と感動を共有できるような構成を企画しています。

老人ホームで実施しているボランティア演奏では音楽療法を取り入れたプログラム構成や、 定期演奏会では奏者に混ざって演奏が聴ける企画などがソラーレ名物です。 様々なコンサートに行かれる方や、コンサートなんか行ったことないという方、 常識を覆す新しい音楽の楽しみ方を見つけられるはずです。 聴く人すべてに感動をもたらすコンサートを目指して明るく元気に活動しております!

これまでの活動履歴はこちらをご覧ください。

団長 大末祐樹

当楽団は、ソラーレの名の通り“太陽のようにハツラツとした“奏者で構成されております。 音楽目標、人間目標、社会目標の3つの目標を活動の軸にしており、楽団員の成長と共に、 音楽にもより人間らしい深みを求める演奏を心掛けております。

楽団の立ち上げ当初は、学生時代からの音楽仲間を中心に10名弱の人数でしたが、 今となっては40名程の楽団へと成長しました。

真剣に音楽に取り組む傍ら、勉学や仕事で忙しい人も多いのですが、 それでも楽団の練習が生活の楽しみになっている団員がほとんどです。 お互いの生活サイクルが異なる中で同じ音楽を完成させていくことは難しいように思いますが、 団員同士がお互いを分かり合えることで、練習時間の差やテクニックの差までもが埋まってくるのです。

相談やアドバイスが気軽にできる、ソラーレの団員ならではの練習で「できなかったことが出来るようになる演奏の楽しみ」を。
理論を軸にした合奏で「知ってるようで知らなかった音楽の”なるほど!”を発見する楽しみ」を。
コンサートにご来場される方々だけではありません。奏者もまた楽しく音楽ができることを目指しています。
音楽が好きな者が集まり、切磋琢磨しております。
これからも成長し続けるソラーレの演奏を楽しみに、今後ともご支援いただければ幸いです。

指揮・コンサートクリエイター ハリーユ・タカ

 当楽団で指揮を担当しております。 コンサートクリエイターというのは企画のようなもので、演奏会全体の構成や流れを考える役割を担っています。 ソラーレのコンサートは新しいことが多いですので、ぜひ一度、ご来場いただけると嬉しいです。

 さて、当楽団では楽譜に忠実に演奏することを念頭に取り組んでいます。 この中で、楽曲が作られた経緯や背景を調べたり、楽曲の構成を理解しながら進めていきます。
芸術に必ずある「構成美」とは、その造りの美しさです。 音楽では、形式や楽式、細かい所でいうと、ハーモニーやフレーズ、リズムやモチーフなど、偉大な作曲家の先生方は限られた記譜法で、「愛や悲しみ」など形のないものから、「海や草原」などの情景、「音そのもの」の美しさなどを書き表しているのです。 演奏というのは、構成・構築された楽曲の美しさに、人間の感性を加え音に現す、とても難しく興味深いことです。

ソラーレの合奏では、その美しさを表現するために、「どのようなアクセントか?」「どのような意図のリズムか?」「ここでのフォルテの意味は?」など、同じ音楽記号でも、どのようなニュアンスなのかを考えながら練習します。 一つひとつの音符や休符にも意味を持たせて掘り下げてからフレーズにする。 それが繋がれば、曲になる。 全体を通せば作品になる。 このように、音楽の美しさを追求しながら合奏しています。

ソラーレでは、表現に奥行を出すため、基礎練習を徹底して取り組んでいます。 「こういう表現がしたい!」と強く願っても、技量がなければ表現できないからです。 基礎では、体の作り方、息の吸い方入れ方など、そんなところからやります。 そして、様々な基礎項目やサウンドバランスを調整し、コラールやエチュードという流れです。

コロナ禍での活動自粛を挟み、基礎力がかなり落ちてしまい悲しいです。 しかし、再出発ということで初心に戻り、頑張っていきます。 まだまだ未熟な楽団ですが、どんな楽曲にも前向きに取り組み、小さな発見や成長に喜びを感じ、音楽を楽しむのは勿論のこと、より高い水準の音楽を目指して日々練習をしています。
一度、演奏会に足を運んで頂き、生の演奏で実感していただきたく思います。